| 中国、上海のコラム no.1 |
| 執筆: 上海アワジ不動産 |
「上海の古いマンションはお嫌いですか?」
実はそのAさんがマンションを借りたのは1、2年前の話だったのです。日本では考えられないことですが、現在の上海では日本の方が借りるようなマンションは毎年のように賃料が10〜20%上昇しています。 もとが$1200でも一年後には同じマンションの3LDKの相場が$1440くらいになっているなんてことも不思議ではありません。 なにより日本のお客さんが好んで選択するのが新築、駅近く、スーパー近く、内装の新しい物件、高層階ですので、こういう条件を満たすマンションはかなり限られてきますから、当然家賃がどんどん高騰します。 信じられない話ですが、お客さんとマンションを見学に行ったその場で大家さんが「さっきまで8500元だったけどもう何人も見学に来ているから今から9000元ね」ということもありました(実話)。人気物件ではかなり熾烈な争奪戦が展開されています。ですから上海では大家さんは貸してやるという気持ちが強いようです。このクラスのマンションを借りるのは地元の人間ではありません。地元の人にとってこのクラスだと「借りるより買う」になるので、主な住人は外国人になります。 しかし、地元の人達が求めている数百元から3000元くらいのマンションではそんなに家賃が毎年上昇しているわけではありません。 築年数や内装の新しさを求めなければたとえ駅の近くであれ市の中心地であれマンションは星の数ほどあります。上海の治安は中国ではかなり良いほうで、現在日本にあるようなものはほとんど手に入るようになりました。ですから家賃が毎年上がるような高級物件に住むのではなく、便利な市中心部で地元の人が住んでいるような古くても安いマンションに住むというのも一つの選択肢だと思います。 ですが、日本の皆さんはマンション選びにはやはりこだわりを持っているようで、安全なマンション、きれいなマンションを今日も探しています。 私も「せっかく海外にいるのだから」というお客さんの気持ちも理解できます。 中国のマンションは分譲がほとんどで、内装は大家さんが自分でやるのが一般的ですから、お部屋のデザインは大家さんの趣味が大きく反映されます。行ってみないとよく分からない、ビックリ箱的な要素が強いですが、そのなかで自分の趣味に合ったお部屋をみつけることができたときの喜びはまた格別です。 |
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